金融問題と実体経済            教授  伊 藤 隆 康

1.研究内容
 2年次と3年次春学期の演習では金融に関するテキストを輪読し、議論する。輪読に加えて日本経済新聞の記事
を利用して、金融問題や実体経済を学んでいく。
3年次の秋学期からは、輪読にかえて、課題研究を行う。担当者がレジュメを用意してプレゼンテーションを行い、
参加者全員で議論を進める。このため発表の担当者以外も事前に文献や日本経済新聞などを熟読して、問題意
識を持って議論に参加することが必要不可欠である。プレゼンテーション・スキルをつけるために、パワーポイント
を利用して発表してもらうこともある。
この演習では、(1) 金融機関や企業などで必要になる、金融・経済に関する基礎的な知識を修得する、 (2)就職活
動時に必要となる金融・経済に関する時事問題を理解し、自分なりの見解を持てるようにする、(3)議論等を通じ
て、コミュニケーションスキルの向上をはかる、(4))金融・経済の学習を通じて、グローバルな感覚を養う、(5)将来的
に資産運用や住宅ローンの借り入れなどに役に立つ金融の基礎知識を学ぶ--の5点を目指す。

2.ゼミの進め方(予定)
 2年次から4年次において、合宿は行わない。
≪2年次≫
 春・秋学期 日本経済新聞に関する報告、入門書の輪読を行う。
≪3年次≫
 春学期 日本経済新聞に関する報告、専門書の輪読を行う。秋学期 日本経済新聞に関する報告を行う。学生
各自が興味のある金融に関する課題を選択の上、研究報告し、レポートを完成させる。
≪4年次≫
 春・秋学期 日本経済新聞に関する報告を行う。学生各自が興味のある課題を選択の上、研究報告し、レポートを
完成させる。
 
3.教 材
 2年次と3年次春学期は島村・中島(著)「金融読本(最新版)」東洋経済新報社を用いる予定である。

4.成績評価の方法
 報告の準備、プレゼンテーション、討論への参加状況、レポートなどにより評価する。

5.ゼミ入室試験(選考方法)
面接と志望理由書、成績表、レポートによって選考する。面接時に志望理由書、成績表とレポートを提出してもらう。
面接時に提出してもらう、レポートの内容は以下のとおり。
「最近、興味を持った経済ニュース1つとその理由」。ワープロ打ちで、A4用紙1枚に収め、右上に学生番号と名前を
記入すること。

6.その他・志願者へのメッセージなど
(1)演習は毎回出席が前提であるため、特別な事情がない限り欠席は認めない。選択するコースに関わらず、3年次
に金融機関論A・Bの講義を必ず履修してもらう。
(2)日本経済新聞(電子版)を購読し、動きの激しい金融・経済問題の動向をフォローする。日経新聞を読みこなす力
をつけることは、就職活動にも役に立つ。また、テレビ東京やNHKなどで放映されて
いる経済関連番組を継続的に視聴することも重要である。
(3)証券アナリストや簿記検定などの資格試験の受験勉強を自習して、合格することをすすめる。
(4)就職先は金融機関に限らず、商社や製造業、マスコミ等も候補となる。
(5)担当教員の経歴や著作など、詳しくは担当教員のホームページhttp://www.tito747.sakura.ne.jp/ を参照すること。

     

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